【苗木のQ&A】
Q:【本州でも育ちますか?】----------------------------------------------
A:今まで九州などにもお送りしており、全くダメだというお話はありませんので、気候が原因で枯れてしまうことはないと思います。ただし、冷涼な気候を好む果樹ですから北海道に比べて収量は落ちるかもしれません。暖かい地方では大きな木の陰など直射日光の当たらないところに植えると良いでしょう。(当園ではまったくの日なたです。北の地方の方は気にしなくて良いと思います。)
Q:【すぐに植えられない場合は?】------------------------------------
A:苗木は柔らかな土に植えていますので、掘り出したときに土が落ちて、根が裸に近い状態でお送りすることになると思います。ですので、到着後なるべく早く植えていただいたほうが良いでしょう。すぐに植えられない時は、仮植えをしてください。溝を掘って苗を入れ、根の部分に軽く土をかけ、根に風があたらないようにします。
Q:【植え付けの間隔は?】--------------------------------------------
A:農園では収穫作業の効率も考えて、ハスカップで樹と樹の間は230〜250センチ離しています。180センチ間隔で植えたことがありましたが、木が生長すると枝も広がりますので、収穫や手入れに苦労しました。小さな苗木をそんなに離して植えると、がらんとして土地がもったいないように感じてしまいますが、広さに余裕があるなら、また長い目で見れば、230〜250センチ間隔に植えると良いと思います。短い間隔で植えたい場合も150センチ以上の間隔は必要です。
Q:【植える時の注意点は?】------------------------------------------
A:あまり深く植えないことが大切です。倒れるからといって深く植えると、土に埋まった幹の節の部分から新しく根が出て、せっかくある元の根が弱くなります。
根が隠れる程度に植えてください。
Q:【肥料や土については?】----------------------------------------------
A:特に、カシスにはこれ、ハスカップにはこれ、というものがある訳ではありません。他の樹と同様の土や施肥でかまいません。ただ果樹というのは、花をつけ実をならせると疲れて弱りますので、実の収穫後にも肥料をやると良いでしょう。カシスはとても丈夫で強いので、農園では化成肥料・農薬は一切使わずに育てています。多少毛虫がつくこともありますが......。有機肥料で土地に力をつけてやることが一番だと思います。
Q:【収穫については?】----------------------------------------------
A:【中】・【大】サイズでは、もうチラホラと実がつきます。やはり苗木でまだ子どもの木ですから、植え付けた次シーズンからまとまった
「収穫」とまではいかないと思います。年々、樹の生長と共に収量も増えますので、最初の4〜5年はゆっくり待ってあげてください。
Q:【雪が降る前の備えは?】----------------------------------------------
A:雪の降る前に、枝を縄などでまとめてあげると、雪で枝が折られるのを防げます。当園には1万本近いベリーがありますので、冬も仕方なくそのままですが、雪解けの時いつも痛ましい思いをしています。
Q:【プランターでも育てられますか?】----------------------------------------------
A:当園ではプランターでは育てていませんのでわからないのですが、苗木を購入いただいた方の中でプランターで育てておられる方もいらっしゃいます。元気に育っているようです。
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